「悲しくて……スタンプしか押せなかったの」
最初の一文が飛び込んできた。
その後の丁寧な挨拶の先に、真実が飛び込んできた。
「主人に相談したら、壁なんて要らないって……」
主人……
壁なんて要らない……
羊の涙の訳。
勘違いのアンサーが、一番ショックでダサかった。
その数秒後に、ようやく、
「壁なんて要らない」
という言葉が頭の中に入ってきた。
だから言ったじゃん。
ハートに何の意味もないのよ。
何十年生きてきたのよ。
半笑いの俺は、ようやく少し冷静になった。
ピコーン。
またLINEが鳴る。
森下さんだった。
「でもね、私は原澤さんの気持ちや思いが伝わってたし、壁を作って欲しい。だから久しぶりに電話だけど、大喧嘩しちゃった」
「主人より原澤さんの方が、よっぽど理解者だよ」
「勝手にしろってゆーから、勝手にする」
そして最後に、
口元にハートをつけた羊のスタンプ。
もう……
ハートは使わないで欲しい……
勘違いのジェットコースターに乗りすぎて、俺はもう、俺の理解者にはなれない気がした。
森下さんの理解者か……
俺はとりあえず、謙遜と感謝を伝えた。
そして、いつものコンビニへ向かった。
今日はハイボールでも飲もうかな。
遅番のベトナム人のウェイ君と軽く会話をし、いつもながらの気持ちいい接客に感謝しつつ、帰路についた。
最初の一文が飛び込んできた。
その後の丁寧な挨拶の先に、真実が飛び込んできた。
「主人に相談したら、壁なんて要らないって……」
主人……
壁なんて要らない……
羊の涙の訳。
勘違いのアンサーが、一番ショックでダサかった。
その数秒後に、ようやく、
「壁なんて要らない」
という言葉が頭の中に入ってきた。
だから言ったじゃん。
ハートに何の意味もないのよ。
何十年生きてきたのよ。
半笑いの俺は、ようやく少し冷静になった。
ピコーン。
またLINEが鳴る。
森下さんだった。
「でもね、私は原澤さんの気持ちや思いが伝わってたし、壁を作って欲しい。だから久しぶりに電話だけど、大喧嘩しちゃった」
「主人より原澤さんの方が、よっぽど理解者だよ」
「勝手にしろってゆーから、勝手にする」
そして最後に、
口元にハートをつけた羊のスタンプ。
もう……
ハートは使わないで欲しい……
勘違いのジェットコースターに乗りすぎて、俺はもう、俺の理解者にはなれない気がした。
森下さんの理解者か……
俺はとりあえず、謙遜と感謝を伝えた。
そして、いつものコンビニへ向かった。
今日はハイボールでも飲もうかな。
遅番のベトナム人のウェイ君と軽く会話をし、いつもながらの気持ちいい接客に感謝しつつ、帰路についた。



