季節が少しずつ変わっていった。

夏が終わって、秋になった。

私は相変わらず勉強をしていた。

周りが遊んでいるのを見るたびに、嫌になった。

友達から送られてくる写真。

楽しそうな笑顔。

私はその横で、参考書を開いている。

「……なんで私だけ」

小さく呟いた。

そんなとき、あなたから電話が来た。

「勉強してた?」

「うん」

「偉いじゃん」

「そっちは?」

「俺も一応やってた」

「一応なんだ」

二人で笑った。

それだけで、少しだけ頑張れた。

あなたがいるから。

あなたと話せるから。

私は、まだここにいられた。