短い沈黙のあと、スポンサー側の担当者が頷いた。
『今回は、このまま進めていただいて構いません。ただし、今後変更が必要になった場合は、必ず事前にご相談ください。』
「ありがとうございます。承知しました。」
通話が切れ、モニターが暗くなる。
樹はしばらく、その場に座ったままだった。
完全に何もなかったわけじゃない。それでも、ひとつだけ確かなことがある。
——これで詩織の声で進められる。
◇
『今回は、このまま進めていただいて構いません。ただし、今後変更が必要になった場合は、必ず事前にご相談ください。』
「ありがとうございます。承知しました。」
通話が切れ、モニターが暗くなる。
樹はしばらく、その場に座ったままだった。
完全に何もなかったわけじゃない。それでも、ひとつだけ確かなことがある。
——これで詩織の声で進められる。
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