「え?どういう意味?」

訳がわからず、ただ困惑していると
君はすこし怒ったような顔をした。

「お前俺に隠してること、あるだろ」
「え・・・?・・・あ」
「思い出したみたいだな」

そうだ。そういえば今日、足痛いんだった。

「あのね、今日足痛いから・・・てこと?
 それなら大丈夫だよ。
 大げさに言って、心配をかけるつもりもないし」

そう言うと、君は困った顔をした。

「あのさ。心配かけちゃダメだと思ってるわけ?
 それとも、心配されても困るの?」