『告白するまで、3・2・1』

おとなしくて誰とも話さないはずの裕音が、一人の男子生徒と親しげに笑い合っている。

「あれ、陸じゃん。小6のとき、公園で一緒に遊んでちょっと仲良かったやつ」

「……なんで陸が裕音と話してんだよ」

胸の奥がモヤモヤと熱くなる。

陸が裕音の頭を軽く小突くと、裕音は照れくさそうに笑った。

俺にはパッと目を逸らすくせに、陸にはそんな顔を見せるのか。

「あー、そういえば聞いたことあるわ。陸と裕音って、同じ塾らしいぞ」

「塾……?」

2人の距離の近さに、心臓が嫌な音を立てて波打つ。