『告白するまで、3・2・1』

「おい悠星、次、理科室だから移動だぞ」

「わかってる」

新学期が始まってしばらく経った、ある日の放課後前。

俺は教科書を抱えて、蓮と一緒に廊下に出た。

3組の前を通りかかったとき、教室の中にいる裕音の姿が自然と目に留まる。

「あ……」

思わず足が止まった。