『告白するまで、3・2・1』

「はあ……」

自分のクラスである1組の教室に入り、窓際の席にカバンを置いた。

机に突っ伏して大きなため息をつくと、隣の席に座った蓮がニヤニヤしながらこっちを見ている。

「まだ落ち込んでんのかよ、悠星」

「うるさい。別のクラスってことは、休み時間にわざわざ3組まで行くしかねーだろ」

「さっき突撃するのは無理ってヘタれてただろ。行く勇気あんのか?」

蓮の言葉に、ぐっと言葉が詰まる。

小学校のときは、周りに冷やかされただけで裕音から逃げてしまった。

今のままじゃ、また同じことの繰り返しだ。

キーンコーンカーンコーン――。

始業式を知らせるチャイムが鳴り響く。

前を向くフリをしながら、俺は制服のポケットの中で拳を握りしめた。