『告白するまで、3・2・1』

人混みの向こうに、小さくて可愛い後ろ姿を見つけた。

裕音だ。

思わず一歩踏み出した俺と、一瞬だけ目が合う。

だけど、裕音は気まずそうにパッと目を逸らし、うつむいて足早に去ってしまった。

「うわ、完全に避けられてんじゃん」

「……まだ俺のこと好きじゃないし、警戒されてる」

「中一になったんだし、今すぐ3組行って誤解解いてこいよ」

「無理! 急に教室突撃するとか!」

頭を抱える俺を見て、蓮が呆れたようにため息をつく。