『告白するまで、3・2・1』

「うそ、だろ……」

中1の新学期。

体育館の壁に貼りだされたクラス発表の前で、俺―橘悠星は絶望していた。

1組、橘悠星。

3組、一ノ瀬裕音。

「最悪だ……終わった……」

「お、悠星じゃん。何ガチヘコみしてんだよ」

後ろから肩を叩いてきたのは、小学校が同じだった男友達の蓮だった。

「蓮、見ろよこれ。裕音とクラス離れた……」

「あー、裕音は3組か。お前、小6のとき噂されて恥ずかしがって逃げたの、まだ引きずってんの?」

「引きずってるわ! 告白もできねーまま気まずくなって卒業したんだぞ!?」