『告白するまで、3・2・1』

「あ……」

俺が声を漏らすより早く、3組の女子友達が裕音の肩に手を置いた。

「ねえ裕音、今の聞いた? 1組の橘くん、5組の実里ちゃんと付き合ったんだって」

裕音は一瞬だけ俺をじっと見つめた。

だけど、裕音はすぐにいつものおとなしい表情に戻り、ぽつりと呟いた。

「……そうなんだー。お似合いだね」

全く気にしていないような、どこか他人事みたいな声。

その一言が、俺の胸の奥を鋭く抉った。