『告白するまで、3・2・1』

その日の放課後。

ベッドに寝転んでスマホを眺めていると、ピコン、と通知が鳴った。

画面に表示されたのは、3組の友達ではなく、同じ小学校だった別の女友達からのLINEだった。

『ねえ、悠星。突然だけど、私と付き合わない?』

「……は?」

画面に並んだ文字を見て、思考が完全に停止した。

まさかの、告白。

『小6のときからずっと悠星のことが好きだったんだよね。中学生になったら絶対に言おうって決めてたの』

裕音へのヘタレな片思いに、正直心が折れかけていた。

裕音は俺のことなんて好きじゃないし、陸と楽しそうに笑っていた。

朝も、さっきの休み時間も、俺のことなんて完全に無視だった。

もう、報われない片思いに疲れてしまったのかもしれない。

『……わかった。よろしく』

画面の向こうの裕音の笑顔を振り切るように、俺は冷え切った指先で、OKの返信を送った。

心の中のカウントダウンの音が、パタリと止まった気がした。