「東京都⚪︎⚪︎区⚪︎⚪︎2丁目△番×号…
27階……部屋番3001
入り口の暗証番号は4桁で4105…部屋の鍵は
黒の手帳ポケットの中…
家に帰ると真っ直ぐに──
タクシー会社運営してあるからそのタクシーで
帰れ──」
ほとぼりが冷めた頃、高層ビル27階の部屋
3001号室で目覚めた、津崎さん。
手入れされた植物や、こだわりのマグカップ、
今年の干支のカレンダーが飾ってある。
窓から見える景色は高層ビルが建ち並んでる。
部屋を一周した後淡いピンク色の桜柄のスリッパに履き替えた私がパタパタと音を立てて駆け寄った。
「なんでここに……」



