碧くん、助けてください!③~またまたハプニング到来!?波乱の夏休み編突入!~

今の季節じゃないはずなのに、桜が咲き乱れている。



「⋯⋯気になる? あの桜」

「ひぇっ!? ⋯⋯彗、くん?」



桜を見つめていた私に話しかけてきたのは、まさかの彗くんだった。

なんでここに彗くんがっ⋯⋯!? だって、彗くんは今学校にいるはずで⋯⋯。



「たまにこんなふうにサボってるから気にしないで」

「う、うん⋯⋯?」



それって、いいのかな⋯⋯あはは。

彗くんの言葉に苦笑いを浮かべてしまった。



「⋯⋯琳音は今、幸せ?」

「え⋯⋯?」

「幸せ? それとも、幸せじゃない?」



突然尋ねられた質問の内容があまりにも不思議で、私は言葉を失ってしまった。

なんで、急にそんなことを聞くんだろう⋯⋯?

別に、私が幸せであろうと幸せでなかろうと、彗くんへの影響は無いと思う。

なのに、なんで聞いてくるんだろう⋯⋯?



「うーん⋯⋯幸せ、なのかなあ⋯⋯」



今はまだ小学生だし、まだちゃんとした幸せの定義というのもわからない。

質問してくれた彗くんには申し訳ないけど⋯⋯今は答えられそうに無い。



「⋯⋯⋯⋯じゃあ、さ」



話を切り出した彗くんを見上げると、彗くんの赤い瞳に捉えられた。