「彗くんが⋯⋯?」
「そう。あの子が頼み込むなんて何事かと思ったら、本当に驚いたわ。彗ってね、本当に何にも興味を持たない子だったの。
好きな食べ物、好きなもの、好きな人⋯⋯あたしたちには、何も話してくれなかったの。
そんな彗が初めて話したのが、琳音ちゃん。あなたなのよ」
確かに、一番最初、彗くんと出会ったとき、彗くんの瞳に光はなかった。
何にも興味を持てなかったのかな⋯⋯。
「だから、あたしたちすぐに気づいちゃったのよ。
大人の勘ってやつかしらね? もちろん、息子からのお願いは聞き入れたかったし、何より親友である琳子の娘ちゃんの一大事ですもの。
あたしも協力したかったのよ。⋯⋯今まで、気づけなくてごめんなさいっ!」
優しく微笑んでから頭を下げた彗くんのお母さん。
「麗さん! 頭なんて下げないでください⋯⋯! 琳音がしっかり言わなかったからですので⋯⋯」
ずっと優しい口論を続けているお姉ちゃんと彗くんのお母さん⋯⋯もとい、麗さんを横目で見ながら、私は彗くんのお家のお庭を見ていた。
「そう。あの子が頼み込むなんて何事かと思ったら、本当に驚いたわ。彗ってね、本当に何にも興味を持たない子だったの。
好きな食べ物、好きなもの、好きな人⋯⋯あたしたちには、何も話してくれなかったの。
そんな彗が初めて話したのが、琳音ちゃん。あなたなのよ」
確かに、一番最初、彗くんと出会ったとき、彗くんの瞳に光はなかった。
何にも興味を持てなかったのかな⋯⋯。
「だから、あたしたちすぐに気づいちゃったのよ。
大人の勘ってやつかしらね? もちろん、息子からのお願いは聞き入れたかったし、何より親友である琳子の娘ちゃんの一大事ですもの。
あたしも協力したかったのよ。⋯⋯今まで、気づけなくてごめんなさいっ!」
優しく微笑んでから頭を下げた彗くんのお母さん。
「麗さん! 頭なんて下げないでください⋯⋯! 琳音がしっかり言わなかったからですので⋯⋯」
ずっと優しい口論を続けているお姉ちゃんと彗くんのお母さん⋯⋯もとい、麗さんを横目で見ながら、私は彗くんのお家のお庭を見ていた。



