碧くん、助けてください!③~またまたハプニング到来!?波乱の夏休み編突入!~

私が通っていた小学校は小中高一貫校なんかではなかったから、小学校にお姉ちゃんがいることが不思議だった。

なにかあったのかな⋯⋯?



「ごめん⋯⋯ごめんね⋯⋯今まで、辛かったよね⋯⋯」



困惑の表情を浮かべている私とは反対に、お姉ちゃんは私を抱きしめながら涙を浮かべた。



「彗くんから聞いたよ! 琳音が、いじめられてるってこと⋯⋯」

「え⋯⋯? すい、くん?」



想像もしていなかった人の名前が出されて、私は驚きを隠せなかった。

じゃあ、まさか⋯⋯。



「噂のこと、気づけなくてごめん。彗くんが彗くんのお母さんとお父さんにお願いして、止めてもらったんだって。あたしたち、どうやって恩返ししたらいいんだろう⋯⋯っ」



本当に、彗くんが止めてくれたんだ⋯⋯。

なんで、彗くんのことじゃないのに、こんなにも真剣に考えてくれるの⋯⋯?

私はただの彗くんのお家の近くに住んでいるだけの人で、彗くんの友達でもなんでもないのに。



「今日、お礼言いに行こうね。今日は早退でいいわよ。先生にはもう言ってあるからね。そのまま彗くんの家、行きましょうか」

「⋯⋯うん」