私は突然のことに驚きすぎて、流れていた涙も引っ込んでしまった。
「話だけなら⋯⋯聞いてやっても、いいけど」
「え?」
「どうせ、帰るまでに時間あるんでしょ。聞くだけなら、俺が聞いてやるから」
その時、気づいたんだ。
彗くんは不器用なだけで、きっと本当はとっても優しい子なんだって。
そうして、私は彗くんの隣に座りながら、今までのことを話し始めた。
「私、ね⋯⋯ちっちゃい頃から、みんなから避けられてたの」
「理由は?」
「わからない⋯⋯みんな、おばけとか神様とか、怖いのかな⋯⋯お母さんたち、怖いこと、なんもやってないのに⋯⋯」
勝手な憶測で事実のない噂を広めて、何が楽しいのだろう。もうここまで言われてしまったら、怒りの感情よりも悲しみや諦めの感情に近くなってきた。
お母さんたちは、そんなことやってない。悪いことなんかじゃないんだ。
まだ、そうやって反抗することを諦めていないときもあった。
でも、子どもの私が何を言ったって、周りの大人が噂を止めてくれるわけなんかじゃない。みんな、ただの好奇心で、知りたいというその一心で噂を進めているのだから。
「話だけなら⋯⋯聞いてやっても、いいけど」
「え?」
「どうせ、帰るまでに時間あるんでしょ。聞くだけなら、俺が聞いてやるから」
その時、気づいたんだ。
彗くんは不器用なだけで、きっと本当はとっても優しい子なんだって。
そうして、私は彗くんの隣に座りながら、今までのことを話し始めた。
「私、ね⋯⋯ちっちゃい頃から、みんなから避けられてたの」
「理由は?」
「わからない⋯⋯みんな、おばけとか神様とか、怖いのかな⋯⋯お母さんたち、怖いこと、なんもやってないのに⋯⋯」
勝手な憶測で事実のない噂を広めて、何が楽しいのだろう。もうここまで言われてしまったら、怒りの感情よりも悲しみや諦めの感情に近くなってきた。
お母さんたちは、そんなことやってない。悪いことなんかじゃないんだ。
まだ、そうやって反抗することを諦めていないときもあった。
でも、子どもの私が何を言ったって、周りの大人が噂を止めてくれるわけなんかじゃない。みんな、ただの好奇心で、知りたいというその一心で噂を進めているのだから。



