碧くん、助けてください!③~またまたハプニング到来!?波乱の夏休み編突入!~

でも、グレーに染まった幼い私の世界は⋯⋯とある赤色の瞳の男の子に、壊されたんだ。



「琳音、近くに引っ越して来た方が挨拶にいらっしゃったわよ。こちらにおいで」

「はあい」



玄関に向かうと、そこには人間離れした美しい容姿の三人が立っていた。

お母さんは腰まであるサラサラのロングヘアを巻いていて、黒い日傘を差していたし、お父さんは黒いスーツを着ていた。

でも、私が惹かれたのはお母さんやお父さんではなく、私と同い年くらいの小さな子だった。



「はじめまして。あなたは⋯⋯琳音ちゃん、だったかしら? あたしたち、琳音ちゃんのお母さんとお父さんのお友達の、柊魔です。こちらは息子の彗。琳音ちゃんと同い年なのよ。もしよかったら仲良くしてね」

「は、はいっ」



彗と呼ばれた男の子はずっと無表情で、私なんかには関心がないようだった。

でも⋯⋯私は彗くんの赤い瞳に捕らえられてしまったのだった。



小学校に入学してから、神様かなにかの導きなのか、私と彗くんは同じクラスになった。

浮世離れした容姿の彗くんはクラスのみんなの人気者。

運動も勉強もなんでもこなしてしまうから、先生からも好かれていた。