碧くん、助けてください!③~またまたハプニング到来!?波乱の夏休み編突入!~

すると、榊森さんがポンッと手を叩いて何かを思い出したように「あっ!」とつぶやいた。



「実は⋯⋯私、神楽さんと仲良くなりたくて⋯⋯みんなの前でしたし、ちょっと恥ずかしかったので決めることがある、なんてこと言っちゃったんです⋯⋯ごめんなさいっ」
 


榊森さんの言葉に呆気にとられていると、柊魔くんも口を開いた。



「こいつは⋯⋯琳音は、昔から変なものが見えたり、神社の家系だからっていう理由で友達が一人もいなかったんだ。だからお願いします、神楽さん⋯⋯いや、かぐや姫様」
 


私は開いた口が塞がらなかった。
 
もちろん、私だけじゃなくて光莉と碧くんも。
 
変なものが見えるって⋯⋯榊森さんも私たちと同じように怪異が見えたりするのかな⋯⋯?
 
それに、柊魔くんは私のことをかぐや姫って言っていたし⋯⋯。



「⋯⋯⋯⋯お前、ヴァンパイアか」
 


少し時間が経ってから、碧くんが言った。
 
ヴァンパイアって、血を吸ったりするあの吸血鬼のこと⋯⋯?
 
今までいろいろな怪異たちを見てきたけど、ヴァンパイアは見たこと無いなあ⋯⋯一応、鬼は見たことあるけど。



「ちょ、彗くん⋯⋯! 正体は隠してって、あれほど言ったのに⋯⋯!」