夏のせいにして


『ごちそうさん』
『ごちそうさまー!』

はや!この兄弟食べるの早すぎ、、


『兄ちゃんゲームしよー』

『おー』


やっぱり仲良いなあ

私もお姉ちゃんとか欲しかったなあってたまに思う

友達の話とか聞くと兄弟なんてめんどくさいだけだよとか、うるさいとか聞くけど

このふたり見てると羨ましいなって思う


ーーーピンポーン


『入るわよー』


あ、お母さんが来たみたい

まるで自分の家みたいに入ってくるんだから、、


「お母さん、お疲れ様!」

『今日もよく頑張ったわよー!』


髪をかきあげ、少し疲れた様子でお母さんは隣に座る


『あんたご飯まだよね?食べるでしょ?』


時子さんは、お母さんの返事を待たずお椀にご飯を入れている


お母さんと時子さんは中学生からの仲

昔は恋敵でもあったみたいでおもしろい

何度もぶつかったりしたけど今もこうやって親友としてそばにいれるの、素敵だな


『ありがとう〜時子、陽のこともありがとね』

『いいのよ気にしないでも、陽ちゃんも家族みたいなもんじゃない』


そうして2人はあーだこうだ言いながら
いつものお喋りが始まった


アルコールも入ってなおさら上機嫌みたい


いつまでも経っても、2人でいたらあの頃のよう
2人はいつも少女のような顔するんだ


ずっと青春なんだね、2人でいると


わたしはそっと席を立って陸斗たちの部屋へ行った