夏のせいにして


陸斗の呼び掛けでぼーっとしていた事に気づく


『??何ぼーっとしてんだ、ほれ、茶』


「ん、ありがと」


食卓には時子さんの美味しそうなご飯が並んでいる

から揚げ、マカロニサラダ、お味噌汁、時子さんお手製のお漬物

どれもこれも美味しそう!!


「時子さ〜ん!おいしそうですぅ〜〜」


『いっぱい食べてね〜陽ちゃん!おばさん気合入れすぎてから揚げ揚げすぎちゃったわよ〜』


『お母さんいつもそうだよね』


からかうように海星が言う


『いいじゃないのよーそのおかげて陽ちゃんとも会えたんだから!』


時子さんは自分の娘のようにいつも大事にしてくれる

私が母子家庭なのもあるんだろうけど

母が2人いるような気分だ


『食っていい?いただきまーす』

『いただきますー』


陸斗に続いて海星も待てないようだ

仲良いなあ


「私も!いただきまーす!」



時々羨ましいと思ってしまう

賑やかな食卓、家族みんなで晩御飯って

私もいつか家族を持ったら賑やかな家庭にしたい


ずっと昔から夢に見てたお姫様みたいな恋は出来ないかもしれないけど

幸せになれたらそれでいいかな


『どう?陽ちゃん、おいしい?』


「めーっちゃおいしいです!しあわせ〜」


大袈裟でもなくほんとにしあわせ

楽しい空間に美味しいご飯



ーーーピコピコ

あ、お母さんから

『時子にお礼言っときなさいよー、ママももうすぐしたら帰り着くから、そっちへ行こうかしら』


!!


「時子さん!お母さんも来るって!」


『多めに作っといてほんとによかったわあ』


そう言って眉毛を八の字に曲げて笑う

海ちゃんも笑った時八の字になるんだよなあ

陸は、、、あんまり笑わないから分かんないや