ーーーピンポーン
徒歩15秒で石神家の玄関に着く距離
『あらー!陽ちゃん!あいてるわよー!』
「はーい!」
朗らかな声がインターホン越しに聞こえる
時子さん
私のお母さんともとても仲が良くて
二人でご飯食べたりもするみたい
お父さんは海外に単身赴任中だから
なかなか会えないって言ってたっけ
「おっじゃましまーす!」
美味しそうな匂いがする
おなかすいたなぁ、、、
リビングからひょこっと顔を出す人影が
「あ!海ちゃん!」
『陽ちゃん!はやくはやくー』
石神海星、私と陸斗の1つ下、陸斗の弟
いつも3人で小さい頃は遊んでたっけ
私たちが通っている望月坂高校は
サッカー部が強豪なこともあり
サッカーが好きな海ちゃんはそこに入学したんだよね
私と陸はなんとなく通いやすいからって理由だけど
ちゃんと青春してて眩しいよ、私は、、
「海ちゃん焼けたね〜!それとなんかたくましくなった??」
『毎日外走り回ってるからねー、筋トレもしてるし!』
そう言って笑う海星をみて、陸斗の方に目をやった
、、、似てないんだよなぁ、、
『ああ?何見てんだー』
やば、見てるのバレちゃった
「別にー陸たち兄弟なのに似てないなーって」
陸斗は男っぽくがっしりしてて顔も渋い
海星はモテそうな細マッチョで顔つきも優しい
両極端な兄弟
『でも俺と兄ちゃん寝顔は似てるらしいよ』
海ちゃんが照れくさそうにつぶやく
たしかに、寝顔なんてこの歳になって見てないかも、、
「おい、陽」
