夏のせいにして


「時子さん、ごちそうさまでした〜!」


『はーい!薫子も陽ちゃんもまたねぇ〜』


『ありがとね〜時子〜またすぐね』


こうして石神家を後にした


まだ私の頭はいっぱいだ



『陸と海は彼女作らないのかね〜』


「さあね〜」


脳が働いてない私は気の利いた返しが言えない


海ちゃんは彼女いたことあるの知ってる


中学生の時、サッカー部のマネージャーと


半年くらいで別れたんだっけ


「ねえお母さん、浴衣ってまだある?」


『あるわよ〜?なあに?夏祭りいくの?』


しまった


追求されるのを恐れた私は誤魔化す言葉を考えたが浮かばなかった


「まあね〜でも聞いてみただけ!」


『あれならレンタルも近くのお店でやってるから、調べてみたら?』


まあみるのはタダだし、あとで見てみようかな


家に帰ってきた私は会話もそこそこに
部屋へ戻った


つい窓の方に目を向けてしまう


このカーテンの向こうにいるんだよね


まだゲームしてるのかな


ってなんか陸のことばっか考えてない?


やめやめ!


明日の準備して早く寝なきゃ


再来週か、、、