という話をしたのは覚えている。 気が付くと僕らはタクシーの中にいた。 見覚えの無い道を走っているようで、キョロキョロしていると、 「あ、起きた?飲み過ぎちゃったみたいだね」と声をかけられた。 「ここは?」 と聞くと、 「やだ、覚えてないの?帰るってみんなが車に乗り始めた時に、いきなりあたしのタクシーに乗り込んで来てドアをしめさせたのよ。」