20分位は悶々としていただろうか。 バスルームの扉が開く音に僕の心臓が跳ねる。 前もって照明を落とした部屋に、シャンプーと、何かよく分からない懐かしい匂いが立ち込める。 「お待たせ」 彼女が僕の座るベッドに近寄る気配を感じた。