TRAP×GIRL

 

⋆。°✩₊˚.⋆ ⋆.˚₊✩°。⋆⋆。°✩₊˚.⋆ ⋆.˚₊✩°。⋆⋆。°✩₊˚.⋆ ⋆.˚₊✩°。⋆





殻を破り、密やかな暗闇から這い出たばかりの、一羽の青紫の蝶がいた。


蛹という名の窮屈な檻から解放されたばかりのその羽は、まだ濡れて、小さく縮こまっている。


けれど、そよぐ風にその身を委ねるうちに、湿った毒膜はゆっくりと乾き、息をのむほどに鮮やかな青紫の色彩を広げていった。


――まるで、最初から世界のすべてを知っていたかのように。


蝶は羽のはためかせ方を疑うこともなく、バタバタと力強く動かし、一気に空高くへと跳び立った。

どこまでも高く、光の射す方へ。

ただ純粋に、自由を謳歌するように。






――だが、その歓喜の飛翔は、一瞬にして蹂躙される。