男女に友情は存在しない。







部屋に戻ると、聞き覚えのある声の人が太陽と話している声が聞こえてきた。






声からして、太陽のママだと思う。






ママとの時間を作って欲しかったから、私は部屋を後にして待合室で椅子に座って時間を潰した。





自動販売機があったから水を購入。





水を飲んだら少し落ち着いた気がして…色々なことが頭に浮かんできて、色々考えごとをしていた。


自分もメンタルが壊れ始めてて、太陽もメンタルが崩壊してて…違う意味で、お互いを求め合って友達でいられなくなったということ。






それでいいだろうか。

10年間、親友だった私たちが…戸惑いもあった。






戸惑いがなかったわけがなくて…






でも、屋上でキスされた時に安心した自分もいて…ホッとしたというか、何とも言えない感情だった。







もしかしたら、自分も求めていたのかも。






この会っていない期間も、頭に浮かぶのは太陽の事で…






大丈夫かな。生きてるかな。

そんなことばっかり考えてて、生きた心地がしなかった。






スマホを見て、時間を確認すると面会受付してから1時間以上が経っていた。





太陽と屋上にいた時間が長かったのかな。

ここにいる時間が長いんだろうか。








私は、太陽の病室に行くとママの声はしなかったから軽い気持ちで私はカーテンを開けた。





『…ぇ』






一瞬にして後悔した。

声が出なかった。






そんな密着して、治療する事があるの?





…キスでもしてるの?





話にはよく聞くけど…現実にあるんだね。

私がもう少し早く来ていたら、また違っていたのかな。






太陽は寄り添ってくれるなら誰でもよかったのかな。





…わからない。

太陽の気持ちがわからない。さっきはなんだったの。






もしかして、どうでも良くなってる?





私は、どうする事もできなくて…病室の前に立ち尽くしか方法がなかった。





ただ、トイレに行きたい人みたいな感じ?






太陽の病室にカバンが置きっぱなしだし…帰りたくても帰れなくて、でも…もうわからなくて。






泣きたかった。

さっきの感情を返してほしい。