男女に友情は存在しない。






そんな中、1番端にあるベンチに座っている太陽を見つけた。





安心して、我慢していた涙が溢れた。

太陽に近づけば近づくほど、涙が止まらなくなって…





帽子を被ってたけど、隠すことのできないレベルまで達してる気がする。






私は、隣に座るのと同時に太陽を抱きしめた。

自分でもびっくりするくらい泣いてて…





心の底から生きてて、ありがとうと思った。





太陽の表情はわからなかったけど、太陽を見たら更に泣いちゃいそうな気がするから…このままでいい。





少しの間、太陽も私も黙ったままだった。

ただただ、私は太陽を抱きしめて自分を安心させたかった。







「お前泣きすぎだって」

『太陽のせいで…ね』

「なんで俺のせいなんだよ」

『泣かせるから』

「お前が勝手に泣いてるだけじゃん」






と、言われて…ウザすぎて『最低』と言って、太陽と離れて思いっきり叩いた。






叩かなきゃ気がすまなかった。







私の泣いた顔を見た太陽は躊躇うことなく、キスをしてきた。





びっくりしたけど、びっくりしなかった。






だから、太陽のするがまま素直にキスを受け止めた。





キスをしてきた太陽は、私の被っていた帽子を顔に被せて来て視界を奪った。


泣き顔だったし、恥ずかしかったから、そのままの状態でベンチの背もたれに寄りかかっていた。






泣きすぎて少し貧血気味。

それと、朝メイクしてこなきゃ良かったという後悔。





だからって、涙が止まったわけじゃない。




いろいろな感情が同時に現れてどうしたらいいかわからなくなってしまった。






『頭が痛くてクラクラする』

「泣き止めって」

『普通、大丈夫?とかでしょ?』

「大丈夫?」




心がこもって無さすぎて、太陽に求めた事を後悔した。