あ、私は今太陽のところにいるんだった。
忘れてた。
寝ぼけながら顔を上げると「今何時?」と聞かれた。
『今?』
私は太陽に言われるがままにスマホを見た。
『3時』
「誰か呼んできて」
『あ、ぅん』
寝起きでこの状況を把握するのが難しいけど、太陽に言われるがままに看護婦さんを探した。
受付近くで看護師さんを発見。
『太陽が呼んでて…』と言うと「今行くから部屋で待っててね」と言われた。
次は看護師さんの言われるがままに部屋に戻った。
そしたら、天井を見つめていた太陽。
太陽なりに何か考えていたのかな。
でも、それを聞くのは少し怖くて…私は黙っていた。
「梨紗のところに電話来た?」
『私のママのところに連絡がきたの』
「…帰っていいよ」
『太陽ママに報告しなきゃいけないから』
「1人になりたい」
私はその言葉を聞いて、悲しくて… 居ても立っても居られずベッドに座っていた太陽を抱きしめた。
耐えられない。
何で、そんな寂しそうな顔をするんだろう。
『太陽を心配してる人はいっぱいいるよ』
太陽は私の言葉に対して、何も言ってこなかった。
ドアが開く音がしたから、私は太陽から離れて目を合わせることなくカーテンの外に出た。
そしたら、さっき声かけた看護婦さんがいて…そのまま太陽がいるカーテンの中に入って行った。
私は待合室で座って、太陽を待った。
他にも救急で運ばれた人の付き添いで座っている人がいて、少し安心した。
病院に1人って心細かった。
私は入院したことがないから、更に何か心細くて…

