男女に友情は存在しない。






太陽からお節介。



そんなのことはわかってるけど、何かほっとけなくて…気づいたら太陽のことを考えていた。






あれから、一向に返信は帰ってこなかった。

だから、私も無理にLINEはしなかった。





けど、1ヶ月経った頃にカバンの中を整理していたらホテルで拾った太陽のライターを見つけた。





『あ、忘れてた』





けど、一人暮らしの引越しもあって…太陽に会いに行けるほどの時間がなかった。






さすがに、1時間半の通勤は辛くて…




往復で3時間…考えれば考えるほどキツくて、最近になって物件探しを本格化してやっと契約したところ。






明日引っ越しを控えている。

落ち着いたら太陽に会いに行こう。



と、思っていた。





私が再び実家から飛び立つ前日に家族で外出に行った帰り道だった。



私と、梨華の間にはママがいる。



仲良く話しながら家に向かっていたら、突然「電話だわ。誰?」と、スマホを見たら太陽のママだった。




何か、嫌な予感がした。




「もしもし?」

『ママ、スピーカーにして』





と、言うとママは私の言うがままにスピーカーにして私も梨華も会話を聞ける状態だった。





「なんかあった?」

「梨紗ママ…太陽が、」





私は太陽のママの言葉を最後まで聞くことなく、太陽の家まで走っていた。



世界一走るのは嫌いなのに勝手に体が動いていた。

このままだと、ほんとに現実になっちゃう。






怖かった。怖くて、たまらなかった。





「太陽が救急車で運ばれた」




だから「わたしが帰ってくるまで家に来てほしい」ということだった。





太陽が救急車で運ばれた理由は聞いていない。



ただ太陽ママがいない間、子ども達が子ども達だけになっちゃうから心配で私のママに連絡があった。