男女に友情は存在しない。







『太陽?』




私はその場に座り、太陽の体をさするようにして名前を呼んだ。





そしたら、太陽の第一声は「父ちゃん?」だった。





『ごめん、太陽。』





心の底からそう思った。





たまに、心のない『ごめん』を言うこともあるけど…こればっかりは本当にごめんだった。





『ごめんね』






もしかしたら、夢の中でパパとの時間を過ごしていたのに…私が起こしたことによって終わらせたのかも。





苦しんでる姿を目の当たりにして泣きそうだった。

こんなに苦しんでるとは思っても見なかった。





大切な友人として、支えられなくてごめんね。




なんだか色々な事が頭の中を巡り巡っていたら突然、多様は私を抱きしめた。





『え』





一瞬、何が起こったのか分からなかった。

時が止まったように感じた。




けど、抱きついてきた太陽の背中は微かに揺れてて…私の涙腺が爆発してしまった。









「少しだけこのままで…」と、弱々しい声で言った。






何もできず、ただ抱きしめることしかできなくて…無力さを感じた瞬間だった。









どっちかというと私の方が泣いていたのかも。

太陽の方が辛いのに、支えられてたのは私の方だった。





『ごめんね太陽』