その後、太陽はスタッフさんと話し込んでいた。
何を話しているんだろう。
と気になってはいたものの疲れすぎて呆然としていた。
突然「梨紗」と、ロビーに響く太陽の声。
恥ずかしくて『何?』と太陽のいる方へ近寄って行くと「ダブルしか空いてないって。どうする?」って…
うちら、こう見えてカップルじゃないんです。
友達という関係を辞めようとされてる関係なんです。
と、
スタッフさんに事情を話したいくらいだった。
けど、疲労感にやられて諦めた。
一緒に寝るしか方法はない。
私の顔を見た太陽は「じゃ、それで」と、スタッフさんに伝えていた。
まぁ、関係が長いから顔を見ればわかることもある。
これが、恋人じゃないという恐ろしさはあるけど…
早々とチェックインを済ませて、部屋に向かった。

