男女に友情は存在しない。






太陽が走って行った方向にのんびり歩いていたら充電器をゲットした太陽がタイミングよくコンビニから出てきた。




とりあえず、一安心。





『イケた?』

「うん、復活した」





今の世の中、スマホがないと何もできないし…

私がいなかったら、この人はどうするつもりだったんだろう。






心の底から感謝して欲しい。





コンビニの前で立ち止まって色々調べてたけど…地図を確認したら現在地から家まで50kmだって。




絶対帰れないやつ。

タクシーに乗っても10万越えっていうやつ?








『多分帰れないわ』

「ここらへんってホテルあるの?」

『ぱっと見、ないよね』






うちらはそんな富豪じゃない。





文句を言いながらも調べてくれて、1km先のホテルに向かうことになった。




選べるほどたくさんのホテルはなくて…

今から行くところが空いてますように!と願うだけ。







疲労感たっぷりの私からしたら1kmの道のりは長すぎて…最後の方は無言だった。





ナビゲーターは太陽です。

とりあえず、今は太陽についていくのみです。






『足痛いからゆっくり歩いて』と、言ったらかすかにゆっくり歩いてくれていた。





意外と優しいところもあるんだね。

最近はツンツンしている事が多かったから新鮮だった。







無事目的のホテルに到着すると早速スタッフさんに「部屋って空いてますか?」と、聞いてくれた。





足が痛い原因は靴擦れだったみたい。

私は端っこにあった椅子に座って待っていた。






かすかに太陽とスタッフさんの声が聞こえてくる。






「今お調べしますので、しばらくお待ちください」

「ちなみに、充電器って貸してもらえます?」





…図々しい。

まだ泊まれるって確定できてないのに、大丈夫なの?