男女に友情は存在しない。







ざっと、あと10駅くらいかな。





道のりが長いから、腕を組んで寝てしまいたくなる気持ちはわかるけど、寝たら終わる予感。




終点までお出かけしてしまった事は何度もある。

プロと呼んで欲しいくらいです。





けど、今の時間に終点まで行ったら帰ってこれる望みはないから、絶対起きてなさい!と自分に言い聞かせていた。




絶対寝るな。

寝たら、終わるぞ!と、自分を脅して…






寝ないようにスマホを触っていたはずなんだけど…今、私は『え、ここどこ?』状態なんですけど…誰か、教えてくれる人いますか。





私はちゃんと寝ていたらしい。

何度目を擦っても現実は変わることはなかった。





私が寝落ちをする前に隣に座っていたおじさんはもういなくて…手を伸ばせば届く距離に太陽がいる。





はい、安定的に爆睡中です。





とりあえず、現実を受け止めて太陽を起こすことに…

少し手を伸ばして、『太陽』と言って体を揺らした。





ぱっと見、私たちが乗っている車両には、10人くらいしかいない最悪の事態。





「またお前かよ」

『ね!終点きたっぽい』

「まじかよ。今、何時?」




と、太陽は自分のスマホで時間を確認していたから隣から覗き見をしたら23:55と表示されていた。





もしかして、これが最終列車とか言わないよね?






お願い、地元に帰らせて。

神様、お願いします。