お店を出て、太陽に電話したけど…出なかった。
いや、出てくれなかったのかもしれない。
どこに行ってしまったんだろう。
とりあえず、駅に向かって歩いていたら…駅の喫煙所のところでタバコを吸っていた太陽を見つけた。
太陽なりに考えてるのかな。
何だか、最近太陽を見ていると切なくなってくる。
それに、追いかけて来たけど…いざとなったら、どう声をかけたらいいかわからなかった。
太陽にとって、この4人が特別じゃなくてもいいけど…少しでも弱音を吐ける場所であってほしかった。
太陽の煙草が終わったタイミングで私は声をかけた。
「どうした」
『家に帰るの?』
「帰る」
『太陽と一緒に帰る』と、言うと黙って歩き始めた。
私は太陽の3歩後ろくらいを歩いていた。
こんなふうに一緒に歩いたのは何年振りだろうか…
懐かしい気分と共に、太陽の寂しそうな背中が何とも言えない気分だった。

