「カッコいいじゃん。優しいし〜なんか惹かれる」
「あ、そうなんだ」
『応援してるわ』と、沙良と私は引き気味だった。
でも、私たちの想像以上に美咲は本気。
その日を境に、太陽にアタックしていた美咲。
私たちは見守ることしか出来なかったけど、少しずつ太陽も気づいたっぽい。
多分、気づかない人はいなかった。
海も友樹も気付いてはいたものの、口に出していないだけだと思う。
途中から帰り道が一緒の太陽。
私に「美咲に告られた」と話してきた。
『だろうね』と言うと「まじ嫌なんだけど…」と、言葉も選ばないで言ってきた太陽を見て爆笑した。
『付き合えばいいじゃん』
「美咲と付き合える気がしない」
『うちらの友情壊さないでね』
「応援してんのか、してないのかはっきりさせろw」
『興味ないわ』
「勘弁」
美咲と仲がいい私に、心のうちを話すってどうなの。
今に始まった話じゃないけど…
帰り道、2人になると結構深い話をしたりしていた。
太陽の彼女の話も聞くし、好きな人ができるとそんな話もしたりして…男3人組の仲では1番仲がいい。
最近まで、他のクラスの女の子と付き合っていた太陽。
「喧嘩した」「どうしたらいい?」と、相談を受けることもしばしば。
結局、半年で別れてたけど…
『太陽が振ったの?』
「そう、嫉妬されても困るんですけど…って」
この人は嫉妬とか、束縛とかが大嫌い。
この人に嫉妬したら、それは終わりだと思った方がいい。
だから、美咲が太陽と付き合えたとしても長続きはしなさそう。
『やめな』と言いたいところだけど、美咲は夢中です。
恋は盲目というのはこういうことを言うんだろう…
太陽は「今は部活に集中したいから難しい」と返事をしたらしいけど、その3ヶ月後に新しい彼女がいたけど。
美咲は失恋した。
太陽に振られた事がきっかけで、うちらの集まりから距離をとっていた美咲。
今は、太陽がいない時に話すくらいの関係。

