「え?」
『太陽も一緒に行くの』
「寝たい」
『今寝てたじゃん』
「無理」
駄々を捏ね始め、この人を動かすのはなかなかの重労働です。
でも、お互い頑固だから負けない。
『梨紗が誘拐されても知らないよ』
「意外と強いから大丈夫っしょ」
『弱々』
「じゃ行けないな」
『電車で寝ちゃって終電まで行ったら?』
「ホテルに泊まって、次の日帰ってこい」
『心配じゃないの?』
「意外と大丈夫かも」
『馬鹿!』
「あほ」
『海と友樹と朝まで過ごしてても嫉妬しないでね』
「意外と大丈夫かも」
『うざい』
今の所、太陽に押されてる感じがする。
けど、絶対連れていくんだから!
私は、やっと太陽から離れてのんびりメイクを始めた。
いつもと違うメイクをしてみたら、お化けみたいになっちゃって…一度メイクを落として再度メイクをした。
その間、太陽はベッドでゴロゴロしたり…タバコ吸ったりお菓子食べたりしてのんびりしていた。
お互い好きなことをして、無だった。
沙良との待ち合わせ時間を逆算して16時くらいに家を出れば間に合いそうな感じかな。
あと2時間くらい。
私は、スマホで気になっていた韓国ドラマを見た。
太陽は太陽で洋画を見てるみたいで、部屋にはお互いの見ている言語が飛び交っていた。
チラッと太陽の見ているやつを見たけど…この人、字幕なしで見てみたい。
すごい。
と、思ったけど英語圏に住んでたくらいだもんね。
太陽からしたら、これくらい楽勝なのかも。
私の頭とはレベルが違う。
それに、高校生の太陽と一緒にしちゃダメだね。
感心しながらも自分の見ている韓国ドラマに集中。
していたつもりが、隣に太陽がいると自然に眠くなっちゃって…いつの間にか寝ていたらしい。

