男女に友情は存在しない。






満足した太陽は、私の隣に倒れ込んだ。



それで、何言い始めると思ったら「タバコ吸ってくる」って…全ての雰囲気を台無しにするやつ。






普通に殴りたくなるんだけど…




私は怒った表情をしながら背中を向けて抵抗したら、後ろから思いっきり胸を掴まれた。




その後、

キスをしてきて必死に私の機嫌をとっているやつ。






わかりやすくて、ついつい笑いそうになった。





けど、笑うもんか。

絶対負けないんだから。








「ごめんって」と、言いながらすりすりしてくるからくすぐったくて笑いそうになったけど、耐えていたら突然部屋に響いたチャイムの音。




さっき頼んだご飯が届いたみたい。






『出てきて』



そう言うと洋服を着ないままオートロックを解除しに行ってくれた太陽。




寒くないのかな。

私は、未だに寒すぎて布団から出られずにいるけど…





強いな。





オートロックを解除した後はすぐに洋服を着て届いたご飯たちを受け取ってくれていた。




そういうところは優しいんだけどね…

あと少しで、タバコに勝てない女になるところだった。







「梨紗、早く起きて」



『寒い』と、言って布団にもぐっていたら急に太陽が布団に入ってきてくすぐってきた。






『ねぇ、きゃーーー』

「早く起きろ馬鹿」

『いつも、一言余計なの!』

「お腹すいた。早く食べよ」





太陽が布団から出たら一気に寒くなって、人の温もりってすごいなと感じた。






下着と洋服を着て、無事帰還。

やっと布団から出ることができて、ご飯を食べた。





もう気づけば18時。

今日は色々ありすぎて疲れたな。




ご飯食べて、お風呂に入ったらすぐ寝ちゃいそうな雰囲気だけど…起きていたい気持ちもある。






だって、今日は休日なのに仕事だった私。

少しくらい休日気分を味わいたい。







頼んだご飯が美味しくて、太陽のも少しもらった。

と、いうかお互い半分ずつ食べた。







「梨紗の方が美味しいかも」

『梨紗もそう思う』





二つの店舗で頼んだ方もペロリと完食。

お互い、お腹が減りすぎてがっつきすぎていた。




付き合う前から知っている分、多少好き嫌いはわかるし…食べ方も知ってるから気を遣わなくてほんとに楽。





多少、口についても気にしなくて済むし…





「うますぎ、ごちそうさま」

『ごちそうさまでした』