男女に友情は存在しない。







けど、とりあえず今日は会わないでいいことに安心して鍵を開けて扉を開いた。





そしたら、足元に太陽の靴。

久しぶりの光景に少し立ち止まってしまった。






真っ暗なんだけど、寝てるのかな。

もしかして、サプライズしようとしてるのかな。





けど、サプライズなら、靴でバレてるけど大丈夫そう?





その分、反応も薄くなる。



それに、仕事で疲れすぎて太陽が喜ぶほどの反応はできなそうだけど…









私は恐る恐る部屋に入っていくと、テレビの明かりが太陽を照らしていた。






なんか、髪色が変わってる?

それ以外は特に変わっていない気もするけど…






部屋が暗いからわからない。





『おかえり』と、小さな声で呟くと私に気づいたみたいで「梨紗?」と名前を呼ばれた。






自然と涙が溢れた。

太陽は私の手を握って来て「元気?」と言った。








『まぁまぁ』






その声で、私が泣いていることに気づいた太陽はそれ以上何も言うことなく抱きしめてくれた。





更に泣けてくるやつ。

これ以上泣いたら過呼吸になりそうで怖かった。






パニックになるから、必死に泣き止もうとしたけど…逆効果みたい。







ひたすら涙が溢れていた。






私の背中を優しくトントンして落ち着かせようとしてくれるのが伝わってきた。