私は帰る支度をしていたら、太陽が帰ってくる日だということを思い出した。
仕事に必死すぎて、忘れてた。
スマホを見たら「実家に寄ってからそっちに行くわ」とLINEが届いていた。
それ以降は特になくて…
私は、家に帰るだけだしと思って、返信はしなかった。
帰り際にロビーにいた警備員さんに『明日も来て大丈夫ですか?』と聞くと「大丈夫ですよ。大変ですね」と言われて泣きそうになった。
この時間まで仕事をしているのを知ってるのはこの警備員さんだけ。
そんな私に「大変だね」と声をかけてくれた。
それだけで、涙が出そうになってしまった。
残酷な現実だった。
『ありがとうございますお疲れ様です』
と、
言って帰宅した。
外から見た私の家は、真っ暗で太陽がいる雰囲気はなかった。
今日は実家にお泊まりかな。
前は明かりがついてるだけで喜んでたのに…
明かりがついていない部屋を見て、安心した自分がいて…明らかに自分の感情がおかしかった。
明日も仕事確定だし、太陽に会うのは明後日かな。
もう一生会わなくてもいいかも。
今すぐ逃げ出したい気分。

