『違うことなら否定したいし、本当のことなら認めるし…お願い、話してくれない?』
と、少しの間説得をしたら話してくれる気になってくれたみたいで…
後輩ちゃんと、席を外して廊下に出た。
給湯器室に移動して、コーヒーを淹れながら聞いた話は信じられないものだった。
私が浮気をして、今不倫をしているという話だった。
後輩は「あの、新さんが話してて…」と言った。
それに、会社の人と不倫してるって実名まで出されたけど…私は知らない人だった。
「新さんと付き合ってたんですか?」
『うん、前に…』
「今は付き合ってる方はその方なんですか?」
『付き合ってる人はいるけど…会社の人じゃないよ』
「え、そうなんですか」
と、後輩ちゃんは驚いた表情をしていた。
なんで、そんな事を言うんだろう。
そんなに私を苦しめたいんだろうか。
100歩譲って、私はいいとして…相手の男性が巻き込み事故みたいなで申し訳ないなと思った。
もうすぐ、仕事が始まるから長く話はできなかったけど…話が聞けてよかった。
『ありがとう』
「いえいえ、先輩も大変ですね。お疲れ様です。」
そう言われて、苦笑いするしかなかった。
ここまでされたらもっと会いたくなくなるし、復縁なんて話にならない。
自分がそうしてる事には気づかないのかな。
とりあえず、今は仕事を頑張るしかない。
先輩たちとは、いつもなら1日に何度も話すし、話しかけられるのに今日は全く話さなかった。
新くんの味方なんだろうな。
それはそれで仕方ない、そう思っていた。

