男女に友情は存在しない。






テレビもつけず、電気もつけることなく…ベッドの上で呆然としていたら家のチャイムが鳴った。





誰?

今、私に会いにくるのなんて、誰もいなさそうだけど…




ただの宅急便かな。


なんて、思いながら恐る恐る、オートロックの解除画面に行くと画面越しに沙良がいた。





昨日ぶりの沙良。

安心して涙が溢れて来た。




私はオートロックを解除して、そのまま玄関で待っていた。







『沙良』



チャイムが鳴ったから玄関を開けて早々、沙良がいて…私は迷うことなく抱きついた。





1人になりたいと言ったものの耐えられなかった。

素直に助けて欲しかった。




もうこれ以上、1人でいたら乗り越えられない気がした。



 

「梨紗、何してんの」





沙良の口調は優しくなかった。

明らかに怒っている様子だった。






『…ごめん』

「しっかりしなさい。何してんの!」

『もう無理だよ』

「太陽がどんな思いで私に電話して来たと思ってるの?太陽を思って、その答えを出したならもう一回ちゃんと考えて」

『沙良には私の気持ちなんてわからない!!!!』

「梨紗の気持ちなんてわからない!けど、辛かったのはわかってあげられる。」






そう言われて、私は泣き崩れた。




多分、太陽から聞いたのかも。

すでに、全部知っているような感じだった。







沙良はずっと抱きしめて、背中をさすってくれていた。