目が覚めたのは夜中の3時だった。
スマホを確認したら太陽から「家帰った?」とLINEが来ていた。
今は太陽のことを考えただけで泣けてくる。
新くんはどんな気持ちで私にキスをしてきたんだろう。
私を苦しめたかったの?
苦しめたかったのなら、新くんの思う通りになったね。
太陽は何も悪いことをしていないのに…何で、そんなに敵に見るんだろう。
考えれば考えるほどわからなかった。
それに、考えれば考えるほど怖かった。
この先も太陽は私と一緒にいてくれるんだろうか。
もしかして、失う未来が待っていたとしたら私は立ち直れないかもしれない。
そう思ったら、
自分から離れた方が楽なのかなと思い始めた。
ただ、逃げてるだけと思われるかもしれないけど…私にとっては、耐えられるものではなかった。
今の私は勢いだけ。
考えたら末に『今、電話できる?』と太陽に送った。
そしたら、信じられない速さで「今会議中だから終わったらすぐ電話する。ごめん」と返事が返って来た。
私は電話で伝えようとしたけど…
声を聞いたら、この答えが揺らぎそうで…文字にした。
この答えさえも、まだ確信は持てず揺らいでいる。
けど、自分が傷つかないように守っているだけ。
『太陽、心配かけてごめんね。
今日、飲み会で偶然元彼に会った。
怖くて、逃げられなくて…最後により戻そうと言われてキスされた。怖くて抵抗できなくて。
この事実を言わないまま太陽と続けるのも自信がなくて、ごめんね。
私は太陽といる資格がないかも。
太陽の声を聞いたら、揺らぎそうで…
太陽と友達でいる選択もあったけど、恋人になる選択をして後悔はしてない。むしろありがとう。幸せだった』
自分勝手なのは承知。
けど、太陽といることを選ぶ方が自分にとっては身勝手だと思った。

