男女に友情は存在しない。






起きたのは11時過ぎだった。




太陽は寝ていたけど…沙良は起きてて、スマホを触りながら私たちが起きるのを待ってくれていたようだった。






『おはよう、二日酔いになってない?』

「今のところ大丈夫そう」

『今日、実家に帰るの?』

「ぅん、そうだね〜」と、少し嫌そうだった。






数ヶ月前の私と同じパターン。



彼氏と同棲してて、別れを告げられて、家を出るのは女の方で…何で、私が実家に帰らないといけないわけ状態。




振った側が出ていけって思うけど…

仲良し同士、変なところまで似ちゃって嫌だね。






部屋が余ってたら、うちおいでよって言えるけど…この環境は流石に難しい。






沙良も捨てられないけど、太陽も捨てられない。





比べるものじゃないし、比べても答えはでないけど。

けど…今、1番手放せないものは太陽かもしれない。






『沙良なら絶対、いい人見つかる』

「ありがとう。梨紗も幸せにならなきゃね」





私の幸せを願ってくれているように、私もいつでも沙良の幸せを願っていたい。




沙良とハグをしていると、突然起床した太陽。

私が気づいた頃には、煙草を吸いに行っていた。






「太陽が帰ってきたら、帰るわ」

『また来月会おうね』

「会う!太陽も連れてきて」

『海と友樹も誘ってみる?』



「いいかも。そうしよう!」ということで沙良が声をかけてくれることになった。




やった!

楽しみ。楽しみができて、私もやる気が出そう。




太陽が帰って来て早々、沙良は「また来るね」と言って颯爽と帰って行った。




沙良って元気玉だよね。

いなくなったら、寂しいけど…いたらうるさいタイプ。





また来月会えるから、満足です。