男女に友情は存在しない。






『もう沙良、最高すぎる』

「変わらないな」

『ほんと、変わらないよ』






太陽と話していたら、沙良はフラフラで帰って来てさっきまで座っていた場所に元通り。





再びお酒を飲み始めた。

ただの酔っ払いなんだけど…




そんな沙良も大好き。

もしかしたら、私も酔っ払ってるのかもしれない。





居酒屋でも飲んでるし…家でも飲んでるし、知らない間に結構いっちゃってるやつだよね。






シラフを装ってるだけかも。

少しずつ眠くなってきているのは確かで…





今、ベッドに入ったら、一発で寝られる気がするもん。




お風呂にも入りたいし、せめて顔を洗って寝たいけど、今の私には不可能に近い。





私は布団に一直線で倒れ込んだ。




太陽は私の髪をクシャクシャしてキスをしてきたことは覚えてるけどそれ以降は覚えてない。







それから何時間経ったかはわからない。

今は、起きてもいい時間なんだろうか。




周りを見渡すと、隣に太陽が寝てて…床で沙良は雑魚寝状態だった。




部屋はまだ暗くて、近くにあったスマホを見たら5:00。




まだ全然寝られるじゃん。




そう思って、寝ようと思ったけど…何だか目が冴えてしまって寝られずメイクを落とすために洗面所へ来た。





酷すぎる顔。

顔は浮腫んでるし、メイクもボロボロだし…

 
 

可愛いの「か」文字もないくらいだった。




とりあえず、顔を洗って…メイクをしてしまった罪悪感で保湿もそれなりにしてベッドに戻った。




そしたら、

太陽は一瞬だけ目を開けて「戻って来た」と言った。






私のこと、待っていたのかな。

可愛すぎるんだけど…





私は、気持ちを抑えることができずに抱きついた拍子にキスをした。





そしたら、

急に頭まで布団を覆ってキスをして来た太陽。





この人、沙良がいること知ってるよね?

知ってるから、布団で覆ってキスして来てるんだよね?





友達が同じ空間にいるようなキスじゃないからびっくりしてるんですけど…





『太陽』






そうやって名前を呼んだら「おやすみ」と言って寝て行った自由人。





今は何されても好きでいる自信がある。







ぐっすり寝ている太陽の横でゴロゴロしてる間に私も眠くなって来て…いつの間にか寝ていた。