男女に友情は存在しない。






『沙良、どうしたの?』

「…別れちゃった」






そう言われて、沙良は再び涙を流していた。

私は、驚きを隠せなくて…開いた口がふさがらなかった。





『え』





あんなにラブラブだったのに?

この間、会った時に結婚の話をしていた気がするけど…





ただ、喧嘩しただけだと思っていたのに、別れたの?




なかなか信じられなくて『本当に別れたの?』と聞いたら静かに頷いた沙良。







信じられない。





デリカシーがないと思ったけど理由によっては背中を押せると思って理由を聞いてみた。







そしたら、「仕事に集中したいって」と言った。





は?

意味がわからなすぎる。




なら、最初から付き合うなよっていう話じゃん。

自分勝手な理由で沙良のこと傷つけないでほしい。







『ムカつく』

「ムカつくよね!無理~」






それを機に、沙良は何かが吹き飛んだらしくて暴言を吐きまくりで…面白くて、つい笑ってしまった。




ラブラブな話しか聞いてなかったけど…我慢はしていたという事。




私も太陽に対して、

そう思う日が来るのかな…とか考えながら聞いていた。







『やばい面白すぎ』

「そんな笑える?」

『うん、爆笑』





ごめんだけど、腹を抱えて笑ってしまった。




友達の別れ話を笑って聞いた事がなかったから、違和感だらけだったけど沙良が天才に見えてきた。




さすがポジティブな女です。





今のところ太陽と別れる予定はないけど、この先喧嘩することもあるだろうし…別れない保証はどこにもない。





この為にも是非、このポジティブを学びたい。