最低限のメイクをして出発。
行ってきます、のキスはまだしたことがないけど…何となく、キスをしたい気分で私からキスをした。
『行って来るね』
「ばいばい〜帰って来たら寝てるかも」
『起こすね』と、言ったら「やめろ」と言われた。
昨日の仕返しができたら最高すぎる。
むしろ起こしたいから寝ててくださいって感じだけど…
沙良が待ってくれている四角駅はここから30分程度。
乗り換えもないし、
行き慣れている駅だったから行きやすくて助かった。
『お待たせ』
1週間ぶりに会った沙良は先週の沙良とは別人で、完全に疲れきっている顔だった。
沙良が辛そうで、私まで辛くなってしまった。
『どうしたの、沙良』
私は沙良を抱きしめる事しかできなかったけど…抱きしめた瞬間に崩れ落ちてた沙良。
そんな沙良の姿を見たのは何年ぶりだろう。
辛そうで、太陽の姿と重ねたら泣けてきたんですけど…
『大丈夫だよ、大丈夫』
「梨紗ありがとう」
沙良の泣き顔を見ていた私まで泣けてきちゃって…
もう、カオスだった。
2人して泣いてて周りから見たらやばいコンビだった。
沙良は私の顔を見て早々、「何で梨紗が泣いてるの」と言って笑っていた。
『うちら、情緒やばいって』
「それな」

