太陽にやられるがままにスマホを確認すると「沙良」と表示されていた。
急な現実感。
太陽の動きも止まって、「誰?」と聞いてきた。
隠す必要もないから『沙良』と、答えると「いいよ」と言われたから私は電話に応答ボタンを押した。
『もしもし』
「もしもし!今日、ご飯行かない?」
沙良と話してる間に、太陽は煙草を吸いに行った。
『なんかあったの?』
「ぅん、彼氏と…会って話したい」
何となく察した通りのような気がする。
沙良の声もおかしいし、テンションも低くて…
なんか、あったのかな。
と、思ったから『行かない』と、答えられなくて…
『泣いてるの?』
「泣いてないけど、泣きそうではある。」
沙良と話していたら太陽は、煙草休憩から帰って来て「なんかあった?」と聞いて来た。
そしたら、
沙良が「ごめん!誰かと一緒にいる?」と言われた。
太陽の存在を話していないから、無理はない。
直接話したかったから言いたくても、言えなくて…
隠してるつもりはないんだけど、罪悪感があった。

