花束は君を守るために



その言葉に、直樹の動きが止まる


直樹「……何?
話してない……?
あの日家で話したんじゃないのか?」


彩花はハッとした
しまった
言わなくていいことまで
口にしてしまった
直樹はゆっくり口元を歪める


直樹「そうか
まだ話してねぇんだな」


腕を掴む力が少しだけ緩む
その代わり、低い声で言った


直樹「だったら、そのまま黙ってろ
一言でも喋ったら──」


直樹は彩花の耳元まで顔を近付ける


直樹「次は頭の怪我だけじゃ済まねぇぞ」