花束は君を守るために



───蓮を避け始めて、一週間

あのあとも蓮さんが
お店に来ればバックヤードに隠れた

迎えに来てくれた時も
友達と会うからと嘘をついていた

くれた連絡への返信も
どんどん回数を減らした


そのうち昼休みに来ていた蓮は
もう店へ来なくなった

帰り道で待っていることもない
少しだけ胸が痛んだ

(これでいい。)

(これ以上、蓮さんを巻き込めない。)


そう何度も自分に言い聞かせる