花束は君を守るために




───翌日

花屋


彩花「いらっしゃいませ」


私は笑顔で接客をしていた
ベルが鳴る

カラン——

入ってきた人を見た瞬間
笑顔が止まる

蓮だった

蓮と目が合う
ほんの一瞬
私はすぐに目を逸らした


彩花「美咲ちゃん」

美咲「うん?」

彩花「レジ、お願いしてもいい?
在庫見てくる!」


私はそのままバックヤードへ入っていった
蓮はその様子を黙って見ていた


美咲「お待たせしました!」

蓮「彩花は」

美咲「ちょっと裏で……」

蓮「そうか」

それだけ言って店内を見渡す
ただ、バックヤードの扉を見つめていた